患者説明動画作成サービス 説明動画の導入で人員配置評価が「1.3倍」になる仕組みとは

2026年度(令和8年度)診療報酬改定に向けて、厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、医師事務作業補助体制加算の要件見直し案が提示されました。病院経営者や医事担当者にとって、今すぐ注目すべき内容です。
今回の改定案、何が変わるのか
一言でいえば、ICTツールを導入するだけで、人員配置の「評価上の換算数」が増えるという仕組みです。医師事務作業補助者の実際の人数は変わらなくても、算定上の人数を最大1.3倍に引き上げることができます。
具体的な換算ルールはこうなっています。
- 現行:1名 = 1名(変化なし)
- 生成AI(文書作成支援)のみ導入:1名 = 1.2名
- 生成AI + 患者向け説明動画などを導入:1名 = 1.3名
つまり、今いるスタッフはそのままに、ツールの組み合わせ次第でより上位の施設基準を満たせる可能性が生まれます。人員採用コストをかけずに加算点数を上げられるのは、経営的にも大きなメリットです。
なぜ「説明動画」が評価されるのか
患者向けの説明動画は、医師や補助者が口頭で繰り返していた説明業務を代替します。説明にかかっていた時間が短縮されれば、その分スタッフは他の業務に集中できる——というロジックで、業務効率化に直結するICT活用として評価される見込みです。
生成AIによる文書作成支援と説明動画を組み合わせることが、1.3倍換算の条件となっており、どちらか一方では最大評価は得られません。セットで導入することが、加算最大化のカギになります。